AUTO GALLERY April 2015
ダッジ チャレンジャー
2012 DODGE CHALLENGER SRT8 YELLOW JACKET
LEXANI CSS-16
VEHICLE : 2012 DODGE CHALLENGER SRT8 YELLOW JACKET
FABRICATOR : LUXZ
WHEELS : LEXANI CSS-16
SIZE : 20inch × 10J
TIRES : 275/35-20
ENGINE : V8 6.4L 470hp
TRANSMISSION : 6 SPEED MT
EXTERIOR :
□ YELLOW JACKET STRIPES
□ COC CUSTOM CUDA GRILLE
□ COC CUSTOM CUDA TAIL PANEL
□ COC CUSTOM REAR SPOILER
INTERIOR :
□ STOCK
MISC :
□ COC CUSTOM EXHAUST END
マッスルカラー全開の押し出しの強いスタイル
赤レンガ倉庫で行われた撮影では、偶然にも二台のイエローボディのマッスルが揃った訳だが、前出のマスタングとはまた異なる雰囲気のダッジ・チャレンジャーを紹介しよう。
ダッジを中心に幅広いラインナップを揃え、あらゆる要望に対応する体制を敷いている岐阜県のショップLUXZ。その中でも特にチカラを入れているのがダッジ・チャレンジャー。
COC(Challenger of Custom)というカスタム・パーツを独自にデザイン、販売しており、Challenger Owners Clubを立ち上げて、ミーティングなども開催するなど、チャレンジャーに関する入れ込みようは相当なもの。
そのLUXZによるチャレンジャーが、この392cu.in.(6.4L)のHEMIを搭載したSRT8 Yellow Jacket。’60sにコンセプト・モデルとして発表されたタルガ・トップのモデルに由来したネーミングの限定車だ。
‘70sの初代モデルのスタイリングを踏襲しながらも、見事に現代のマシンとして蘇らせることに成功し、その人気はここで説明するまでもないほどであり、カスタムの自由度も高い素材となっている。
このクラシカルな雰囲気を持ちながらも、明らかに現代のテクノロジーを満載した感を放つ独特のモデルに、当時の兄弟車としての位置にいたクライスラーのブランド「プリムス」の、3rdバラクーダの匂いを感じさせるカスタム・パーツで武装したのが、このクルマの大きなポイントだ。
やはり、最も目につくのがCOCのカスタム・パーツが特徴のフロント・フェイスではないだろうか。それは、’72年モデルから採用された、グリル・センターにレイアウトしていたものと同じようにデザインされたもので、このチャレンジャーのアイコン的存在感を放つ。
当時、’71年型の4灯は72年型には2灯に変更されてこのグリルが採用されているが、そこをあえて現行の4灯にこのグリルのデザインを取り入れている。これが意外なほど何の違和感もなく収まっているあたりは、年代に関係なく、マッスルに精通しているからこそのアイディアが光る逸品でもある。
そして、テールはランプ・ユニットをよりシャープに演出するCOCのカスタム・パーツが装着され、マフラーエンドも同じくCOCのスクエアデザインを採用。
この外観に合わせたホイールは、LEXANI コンケーブ・スポーツ・シリーズのブラッシュドCSS-16。クラシカルとモダン・テイストを兼ね備えたこのチャレンジャーには、最高のマッチングではないだろうか。
フォードが打ち出した「リビング・レジェンド」という、’60s-‘70sのスタイリングを全面に押し出しながらも、現代風のアレンジで見事に多くの人を引きつけたこれらのモダン・マッスルは、このチャレンジャーでも同様に最高の仕上がりだ。
それに沿ったアプローチでオリジナルのカスタム・パーツを有するCOCのカスタム・パーツは、ストック以上にそのコンセプトと魅力を倍増させることに成功しているといえる。
‘72年型のフロント・フェイス。まさにこの年代のデザインを反映させたのが、現車が装着するCOCのカスタム・グリルとなっている。見比べてみると、そのコンセプトがより明確に確認出来る。
*画像はLUXZ HPより
このクルマには装着されてはいないが、COCでは他にダッジ・チャレンジャー用のオーバー・フェンダー、フロント・カナード、ビレットのヘッドライトリングなどのカスタム・パーツをラインナップしている。このモデルに精通しているLUXZが、独自に展開しているCOCブランドのカスタム・パーツだ。